経営理念をつくった後、次に考えたいのが「基本方針」です。
しかし、
「経営理念と基本方針は何が違うのか」
「基本方針には何を書けばよいのか」
と迷う経営者の方も少なくありません。
まず目的から考えましょう。
経営理念が、「私たちは何のために会社を経営するのか」を示すものだとすれば、基本方針は、
「その経営理念を実現するために、会社として何を大切にして経営するのか」を示すものです。
つまり、経営理念を掲げるだけで終わらせず、実際の会社づくりへつなげる役割を持つのが基本方針です。
そして基本方針を考えるときは、次の5つの視点から整理すると分かりやすくなります。
①顧客
②商品・サービス
③社員
④会社
⑤社会・地域
この5つの視点から会社の基本的な考え方を明らかにすることで、経営理念が具体的な経営の方向へ変わっていきます。
成長への羅針盤を手に入れよう
「うちは小さい会社だから、大がかりな『経営計画』なんて関係ない」
そう思っていませんか?
実は、小さな会社こそ、しっかりとした「経営計画」を持つことで、迷うことなく成長への道を突き進むことができるんです。
今回は、なぜ小さな会社に経営計画が必要なのか、そしてその計画をどう活かせば、会社も社員も共に成長できるのかを、分かりやすくご説明します。
経営計画を作る目的は何でしょうか。
「売上を上げるため」もちろん、それも大切です。
しかし、A4一枚評価制度では、経営計画をもっと大きな視点で考えます。
経営計画とは、会社を成長させるだけでなく、人を育て、経営者自身も成長するための仕組みです。
経営計画・ワークルールブック・A4一枚評価制度が連動したとき、会社には大きく3つの効果が生まれます。
多くの会社では、毎年時間をかけて経営計画を作ります。
経営理念を整理し、売上目標を決め、戦略を考え、行動計画まで作成する。
しかし、一年後にその計画を振り返ると、
- ほとんど実行できていない
- 途中から誰も見なくなった
- 新しい問題が起き、その場の対応に追われた
という会社も少なくありません。
では、なぜ経営計画は「絵に描いた餅」で終わってしまうのでしょうか。
A4一枚評価制度の考え方では、その理由は大きく3つあります。
「うちは社員が10人しかいないから、経営計画なんて必要ない。」
中小企業の経営者から、このような言葉を聞くことがあります。
確かに、社員が少ないうちは、社長がすべてを見渡すことができます。
社長が指示を出し、社員が動く。
それでも会社は回るかもしれません。
しかし、会社が少しずつ成長し、人が増えてくると状況は変わります。
社長一人では、すべての社員に考え方や仕事の進め方を伝えきれなくなります。
そして、
- 社員ごとに仕事のやり方が違う
- 部門ごとに考え方が違う
- 判断基準がバラバラになる
という問題が起こり始めます。
だからこそ、
小さな会社ほど、早い段階から経営計画が必要なのです。
会社には立派な経営理念がある。
しかし、
- 社長しか覚えていない
- 朝礼で唱和するだけ
- 現場の行動につながっていない
そんな会社は少なくありません。
実は、多くの会社で理念が浸透しない理由はとてもシンプルです。
理念が「言葉」のままで終わっているからです。
経営理念は、社員一人ひとりの行動になって初めて価値を持ちます。
そのために必要なのが、
「行動理念」を評価基準に落とし込むこと
です。
A4一枚評価制度では、
「行動理念に直結する仕事上での役割、行動を情意評価項目として定める」
という考え方を大切にしています。
今回は、経営理念を全社員で実践するための方法について解説します。
経営計画を作るとき、多くの会社は売上や利益の目標を決めます。
しかし、その目標を実現するために、
「どんな社員が必要なのか」
まで考えている会社は意外と多くありません。
さらに、「理想の社員像」を描いても、それを人事評価制度に反映できていないケースも少なくありません。
A4一枚評価制度の考え方では、経営計画と評価制度は別々のものではありません。
経営計画で目指す未来を実現するために、人を育てる仕組みが評価制度です。
そのために重要になるのが、
「10年後の社員像」と「今の姿」のギャップを明らかにし、そのギャップを埋める課題を評価項目に落とし込むことです。
経営計画を作るとき、多くの会社が時間をかけて戦略を考えます。
- 新規顧客を増やす
- リピート率を高める
- 生産性を向上させる
- 人材育成を強化する
どれも大切な戦略です。
しかし、その戦略が実際に現場で実行されている会社は意外と多くありません。
その理由は、とてもシンプルです。
社員が「戦略を実現するために、自分は何をすればよいのか」が分からないからです。
A4一枚評価制度では、この問題を解決するために「戦略を評価項目に落とし込む」ことを重視しています。
経営計画を作ったのに、
- 社長だけが理解している
- 管理職だけが知っている
- 現場は関係ないと思っている
そんな状態になっていませんか?
実は、経営計画が実現する会社と実現しない会社の違いは、とてもシンプルです。
全社員が同じ方向を向いているかどうかです。
どれだけ素晴らしい経営計画を作っても、社員一人ひとりが違う方向を向いていたら成果は生まれません。
逆に、大きな会社でなくても、全員が同じ目標を目指している会社は強い組織になります。
経営計画を作ったものの、
- 社長だけが理解している
- 管理職しか内容を知らない
- 一般社員は関係ないと思っている
そんな状態になっていませんか?
実は、経営計画が実現する会社と実現しない会社の違いは、とてもシンプルです。
全社員が「自分は何をすればよいのか」を理解しているかどうかです。
どれだけ素晴らしい戦略を作っても、現場の行動が変わらなければ成果は生まれません。
そこで重要になるのが、「個人アクションプラン」です。