【A4一枚評価制度】評価制度は「期日型」から「その場型」へ
運用を変えるだけで制度は生まれ変わる
突然ですが、会社の「評価制度」について、こんなお悩みはありませんか?
「評価シートを提出してもらうのに、毎回締め切りを守らない人がいる……」
「評価の時期になると、評価する側もされる側も、事務作業に追われてヘトヘト……」
「結局、評価結果が本人に伝わるのが数ヶ月後になってしまい、モチベーションが下がっている……」
そんな評価制度のお悩みを一気に吹き飛ばす、画期的な運用方法をご紹介します。
人事評価をスムーズに、そして最大の効果を発揮させるコツ、それは「期日型」から「その場型」への切り替えです。
今回は、榎本あつし先生の著書『A4一枚評価制度 改訂2版』を参考に、この切り替えの魅力や、経営をスムーズにするための「経営計画」や「ワークルールブック(職場のルールブック)」とのつながりについて、専門用語をできるだけ使わずにわかりやすく解説します!
そもそも「期日型」と「その場型」ってなに?
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期日型とは?
「〇月〇日までに評価シートを提出してください」と締め切りを設け、各自が仕事の合間にバラバラに評価を行う、昔ながらのやり方です。
一見よさそうですが、後回しにされやすく、催促の手間や、慌てて適当に書いてしまうといった問題が起こりがちです。
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その場型とは?
「この日のこの時間、みんなで集まって一気に評価を書いて終わらせましょう!」と、評価を行う日時をはじめから決めておき、その場で全員が集中して取り組むやり方です。
「その場型」に切り替える5つのすごいメリット
「その場でやる」だけで、評価制度のストレスや問題は劇的に解決します。
本の中でも紹介されている代表的な5つのメリットを見てみましょう。
① 待つ時間がなくなる!(評価確定までの期間が大幅に短縮)
バラバラに提出してもらうと、全員分が揃うまでに何週間もかかってしまいます。
「その場型」なら、その日のうちに全員の評価が集まるため、次のステップへすぐに進めます。
② 気持ちがグッと楽になる!(負担感が減る)
日々の忙しい業務の合間に「早く書かなきゃ……」とモヤモヤし続けるのは精神的な負担です。
「この1時間で終わらせる!」と時間を決めて集中して取り組むことで、結果的にとても楽に感じられます。
③ 評価がもっと正確になる!(評価の精度が高まる)
書く前に「今回の評価では、ここを大切に見ていきましょう」と、評価のポイントや基準を全員でその場で確認してから実施します。
そのため、評価する人ごとの「ばらつき」や「勘違い」がなくなり、納得感の高い評価ができます。
④ 「うちは評価を大切にする会社だ」と伝わる!(会社の重要メッセージに)
年に数回、「評価のための特別な時間(社内イベント)」をスケジュールに組み込むことで、社員全員に「この会社は、社員の頑張りや成長をとても大切にしているんだ」という強いメッセージとして伝わります。
⑤ 鉄は熱いうちに打て!(すぐフィードバックして次の挑戦へ)
評価が終わったら、すぐにその結果を本人に伝えることができます。
頑張ったところを「その場」で褒めて認め(承認)、これからの課題を伝えることで、社員は「よし、次も頑張ろう!」とすぐに次の目標に向かって走り出すことができます。
「その場型」を支える、会社の3つの土台
この「その場型」の評価制度をより強力に、そして会社を成長させる仕組みにするためには、次の3つの掛け合わせがとても重要です。
1. 「経営計画」とつながっていること
評価制度は、単に「給料を決めるための仕組み」ではありません。
会社が「これからどこを目指していくのか」という「経営計画」と、評価の基準がピタッと一致している必要があります。
「その場型」で評価を行う前に、「我が社は今年、経営計画でこういう目標を掲げています。
だから今回は、この部分を重視して評価をしますよ」と全員で確認することで、会社の目指す方向と社員の努力がまっすぐ一つにつながります。
2. 「ワークルールブック(職場のルールブック)」で安心感をつくる
いくら評価をその場で行っても、お互いのベースとなる信頼関係や「職場のルール」が曖昧ではうまくいきません。
そこで活躍するのが、会社の理念や行動ルール、働くうえでの約束ごとをわかりやすくまとめた「ワークルールブック」です。
「私たちはこういう基準で、お互いに気持ちよく働こう」というルールが日常から浸透しているからこそ、評価の場でもお互いに納得感を持って、本音で話し合うことができるようになります。
3. 「A4一枚評価制度」だからこそ、その場でできる
もし評価シートが何枚にもわたる複雑なものだったら、「その場で一気にやる」なんて不可能です。
シンプルで要点がギュッと一冊にまとまった「A4一枚評価制度」だからこそ、短い時間で集中して、基準をブレさせずにその場で書き上げることができます。
シンプルだからこそ、運用の効果が最大化するのです。
まとめ:「期日型」から「その場型」へ、一歩踏み出してみませんか?
締め切りに追われ、提出を催促し、何のためにやっているのか分からなくなってしまう評価制度からは、もう卒業しましょう。
時間をしっかり確保し、全員で「せーの」で取り組む「その場型」に変えるだけで、評価は「面倒な事務作業」から「社員が成長し、会社が活性化する最高のイベント」へと生まれ変わります。
経営計画を全員で共有し、ワークルールブックで信頼を深め、シンプルなA4一枚評価制度を「その場」で運用する。
このシンプルな切り替えが、あなたの会社を大きく変える第一歩になるかもしれません。
ぜひ、次回の評価から取り入れてみてくださいね!
