A4一枚評価制度において、「具体的な行動(着眼点)」は、とても重要です。
なぜなら、
評価制度の目的は「点数をつけること」ではなく、「行動を変えること」だからです。
そのためA4一枚評価制度では、
-
どんな行動を増やしたいのか
-
何を見て評価するのか
-
どんな行動が成果につながるのか
を「見える化」します。
これが「着眼点」です。
■ まず大前提
着眼点は「経営計画」と「ワークルール」の翻訳
A4一枚評価制度では、
経営計画
↓
ワークルールブック
↓
具体的な行動(着眼点)
↓
評価
↓
行動改善
という流れでつながっています。
つまり、
-
経営計画→ 会社がどこへ向かうか
-
ワークルールブック→ どう考え、どう行動するか
-
着眼点→ 実際に何を見て評価するか
です。
だから着眼点は、
「会社として増やしたい行動」
を具体的にしたものになります。
■ 着眼点とは何か?
例えば、
「顧客満足を高める」だけでは、実際の行動が見えません。
そこで着眼点に落とします。
例:
-
お客様の話を最後まで聞いているか
-
事前準備をして訪問しているか
-
クレーム時に初動対応しているか
こうすると、
-
見える
-
話せる
-
振り返れる
ようになります。
■ 着眼点の作り方は2つある
A4一枚評価制度では、
① ゼロ方式
② リスト方式
の2つがあります。
① ゼロ方式
■ どんな方法か
ゼロ方式とは、
「現場でゼロから考えて作る方法」です。
■ 作り方
やることはシンプルです。
STEP1
成果が出ている人を見る
STEP2
「何が違うのか」を考える
STEP3
具体的な行動にする
■ 例
営業職の場合
成果が出る人は、
-
商談前に準備している
-
相手の話を深く聞いている
-
提案後すぐフォローしている
などの特徴があります。
これを着眼点にします。
■ ゼロ方式の特徴
◎ 良い点
-
自社に合う
-
現場にフィットする
-
「うちの会社らしさ」が出る
つまり、
経営計画やワークルールが、現場の言葉になる
ということです。
△ 注意点
ただし、
-
時間がかかる
-
まとめる人が必要
-
人によって意見が分かれる
ことがあります。
② リスト方式
■ どんな方法か
リスト方式とは、
「あらかじめ用意された項目から選ぶ方法」です。
■ 作り方
STEP1
着眼点の一覧を用意する
STEP2
必要なものを選ぶ
STEP3
自社向けに言葉を調整する
■ 例
例えば、
-
報連相を行っている
-
改善提案をしている
-
顧客視点で考えている
などのリストから選びます。
■ リスト方式の特徴
◎ 良い点
-
早く作れる
-
抜け漏れが少ない
-
初めてでも進めやすい
△ 注意点
そのまま使うと、
-
他社っぽい
-
きれいごとになる
-
現場で使われない
ことがあります。
■ どちらが良いのか?
結論は、
「両方を組み合わせる」のが一番おすすめです。
■ 実務ではこう進める
① まずリスト方式で土台を作る
→ スピード重視
② その後、ゼロ方式で現場に合わせる
→ 「うちの会社らしさ」を出す
これが一番失敗しにくい方法です。
■ なぜ現場参加が大切なのか
ここが最も重要です。
A4一枚評価制度では、
「制度を作ること」より、「行動が変わること」を重視します。
そのためには、
-
現場が納得している
-
自分ごとになっている
必要があります。
■ 現場参加のメリット
① 実際の仕事に合う
現場を知らない人だけで作ると、
-
抽象的
-
現実とズレる
ものになります。
② 納得感が出る
自分たちで考えると、
-
押し付け感
-
不公平感
が減ります。
③ 行動が変わる
これが最大です。
参加すると、
「評価される項目」ではなく、
「自分たちが大切にしたい行動」になります。
■ 最後に(A4一枚評価制度の考え方)
A4一枚評価制度において、具体的な行動(着眼点)とは、
「経営計画」と「ワークルール」を、日常の行動に翻訳したもの」です。
だから大切なのは、
-
完璧な項目を作ることではなく
-
現場で使われることです。
■ まとめ
| 方式 | 特徴 |
| ゼロ方式 | 自社らしさが出る |
| リスト方式 | 早く作れる |
そして本当に重要なのは、
経営計画
↓
ワークルールブック
↓
着眼点
↓
行動改善
が一本でつながっていることです。
これが、A4一枚評価制度の本質です。
