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「評価しない評価制度」における、運用する際の年間スケジュールの立て方を教えてください

とても実務的で重要なテーマです。
制度は「設計」よりも「年間の回し方」で成否が決まります。
結論から言います。
「評価しない評価制度」の年間スケジュールは、
評価イベントを並べるのではなく、
経営計画 → 行動 → パフォーマンス・フィードバック→ 役割更新
の循環を設計することが本質です。
以下、
経営計画
ワークルールブック
評価しない評価制度
を連動させた 年間運用モデル を提示します。

経営計画×ワークルールブック×評価しない評価制度

🧭 年間スケジュール設計の基本思想

まず前提です。
従来制度の年間スケジュールはこうでした。
  • 目標設定(4月)
  • 中間評価(10月)
  • 期末評価(3月)
  • 賞与決定
👉 「評価イベント中心」

評価しない評価制度では、こう変わります。
  • 経営計画の共有
  • 日常フィードバック
  • 四半期振り返り
  • 役割確認
  • 処遇更新
👉 「行動循環中心」

🗓 年間スケジュール(基本モデル)

以下は、4月期初スタートの例です。

【4月】経営計画の共有と行動翻訳

経営計画

やること:
  1. 経営計画の発表
  2. 行動レベルへの翻訳
重要なのは、
「今年は何を強化する年か?」
を全員が言語化できる状態にすること。
ここが年間運用の“起点”です。

【4〜6月】日常フィードバックの徹底

評価しない評価制度

  • 行動の直後に短いフィードバック
  • 点数は一切使わない
  • 思考・判断を聞く
ここで重要なのは、
「なぜそう判断したのか?」
が日常語になること。

【6月末】第1四半期 振り返り対話

目的は評価ではありません。
対話テーマ:
  • 経営計画と行動の接続
  • 出てきた行動の所産
  • 強化すべき行動
ここでは、
「良かった・悪かった」ではなく
「何が再現されてきたか」
を扱います。

【7〜9月】役割意識の強化期間

  • 役割等級に照らした行動確認
  • 先取り行動の発見
  • 周囲への影響範囲の拡大
この期間は、
昇格の“準備”が自然に進む時期
評価面談ではありません。

【9月末】第2四半期 振り返り対話

ここで確認すること:
  • 次の役割行動が出始めているか
  • 行動の安定性
  • 判断スピード
👉 役割更新の兆しを見る

【10〜12月】強化の深化

  • 経営計画後半戦の行動集中
  • 重点テーマの再確認
  • チーム全体の行動共有
ここで重要なのは、
強化の“ブレ”をなくすこと。

【12月末】年間パフォーマンス振り返り

これは「評価面談」ではありません。
扱うのは:
  • 1年間の行動の所産
  • 思考の変化
  • 役割の広がり
ここで初めて、
  • 役割更新(昇格)
  • 範囲給の見直し
を検討します。
👉 事後承認型。

【1〜3月】処遇反映・次年度準備

ここで重要なのは、
処遇と育成を混ぜないこと。

📌 年間スケジュールの構造まとめ

4月:経営計画共有
日常フィードバック(常時)
四半期振り返り × 2〜3回
年間振り返り(役割確認)
処遇反映
評価イベントはありません。

🧠 年間設計で最も重要な3つ

① 日常フィードバックを軸にする

四半期面談より重要です。

② 四半期で“微調整”

半年に1回では遅い。

③ 昇格は「自然発生型」

年度末に突然決めない。

🎯 「運用がうまくいく」年間設計とは

  • 経営計画が忘れられない
  • フィードバックが習慣化している
  • 昇格が納得感で決まる
  • 給与が説明できる

🟦 一言でまとめると

「評価しない評価制度」の年間スケジュールとは、
評価イベントの配置ではなく、
経営計画を“行動として循環させる設計”である。