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「評価しない評価制度」において人事制度を作成する手順を教えてください

とても重要で、コンサルタントとして「そのまま使える」問いです。
ここでは理論説明ではなく、
**「評価しない評価制度」を実際に人事制度として構築するための“手順”**を、
#経営計画/#ワークルールブックと完全に連動させて整理します。

 (経営計画×ワークルールブック×評価しない評価制度)

🧭 「評価しない評価制度」における

人事制度構築の手順(実務フロー)

ポイントは一つ。
評価制度から作らないこと。
必ず「経営計画 → 行動 → 役割 → 処遇」の順で組み立てます。

【全体像】制度構築は7ステップ

Step0:思想と前提の合意
Step1:経営計画の行動翻訳
Step2:行動原理の明文化(ワークルールブック)
Step3:役割等級制度の設計
Step4:パフォーマンス・フィードバック設計
Step5:賃金・賞与制度への接続
Step6:運用設計・導入

Step0|思想と前提をそろえる(最重要)

ここを飛ばすと必ず失敗します

まず経営・人事・管理職で、次の前提を合意します。
  • 評価(点数・ランク)を主軸にしない
  • 人事制度の目的は「人材育成」と「経営計画の実行」
  • 人を比べない/裁かない
  • 行動と成長を扱う
👉
「評価しない=何もしない」ではない
「評価しない=見る視点を変える」
ここを言語化し、共有するのが出発点です。

Step1|経営計画を「行動」に翻訳する

#経営計画

評価しない制度では、経営計画が評価基準の代替になります。

やること

  • 数値目標だけで終わらせない
  • 次をA4一枚で整理する
整理する問い
  • 今年、どんな判断をしてほしいか
  • どんな行動を強化したいか
  • 迷ったら何を優先してほしいか
👉 経営計画=「行動の前提条件(A)」

Step2|行動原理を明文化する(ワークルールブック作成)

#ワークルールブック

評価を外す以上、「判断の軸」を必ず渡します。

ワークルールブックに書くこと

  • 私たちが大切にする価値観
  • 判断の優先順位
  • NG集ではなく「推奨行動」
  • 経営計画と行動のつながり
👉評価項目ではありません
👉自律的に考えるための地図

Step3|役割等級制度をつくる(評価の代替軸)

ここが「評価しない評価制度」の骨格です。

発想を変えます

❌ 能力ランク
❌ 評価点
役割の重さ・影響範囲・判断レベル

等級定義の視点

  • 何を決められる役割か
  • 誰に影響を与える役割か
  • どこまで責任を持つか
👉 昇格=点数UPではなく、役割変更

Step4|パフォーマンス・フィードバックを設計する

#評価しない評価制度 の心臓部

評価を外した代わりに、
必ず「対話の型」を設計します。

フィードバックの基本構造

  1. 事実(行動)
  2. 思考(判断軸)
  3. 行動の所産(習慣・能力・スタンス)
  4. 経営計画・役割との接続
  5. 次に強化する行動
👉 点数なし
👉 良し悪しなし
👉 再現性だけを見る

Step5|賃金・賞与制度につなげる

「評価がないと処遇が決められない」は誤解です。

給与

  • 役割等級 × 成長段階
  • 評価点は使わない

賞与

  • 業績原資 × 役割係数 × 貢献配分
  • 行動の所産・チーム貢献を反映
👉
処遇は「評価」ではなく
役割と貢献の結果

Step6|運用設計・導入(ここで制度が生きる)

最後に、運用を軽く・継続可能に設計します。

設計ポイント

  • 記録はA4一枚
  • 書く頻度は少なくてよい
  • フィードバックは日常で
  • 面談は「評価説明」ではなく「振り返り対話」
👉
制度は運用されて初めて制度

🟦 全体を一文で言うと

「評価しない評価制度」の人事制度構築とは、
評価制度を作ることではなく、
経営計画を“人の行動に変換する仕組み”を順番に作ること。

🎯 失敗しないための最重要ポイント

  • 評価制度から作らない
  • 等級とフィードバックを先に設計
  • 経営計画を「行動」に落とす
  • ワークルールブックを軽く・実用的に
  • 上司の対話を制度で支援する