とても本質的な問いです。
この質問にきちんと答えられるかどうかが、
「評価しない評価制度」が“思想”で終わるか、“制度”として機能するかの分かれ目になります。
この質問にきちんと答えられるかどうかが、
「評価しない評価制度」が“思想”で終わるか、“制度”として機能するかの分かれ目になります。
結論からお伝えします。
「評価しない評価制度」は、
評価制度の代替ではなく、
経営計画を人の行動に翻訳するための
“人事制度フレームの再設計”が必要です。
以下、#経営計画/#ワークルールブック/#評価しない評価制度
を一本の線でつないだ 人事制度フレーム を提示します。
を一本の線でつないだ 人事制度フレーム を提示します。
🧭 「評価しない評価制度」を成立させる人事制度フレーム
全体像(先に結論)
評価しない評価制度は、
次の5つの制度で構成されます。
次の5つの制度で構成されます。
① 経営計画(行動の起点)
② 行動原理・ワークルールブック(判断軸)
③ 役割等級制度(処遇と昇格)
④ パフォーマンス・フィードバック(育成の中核)
⑤ 賃金・賞与制度(結果の反映)
👉 評価制度はありません。
👉 しかし「評価していた機能」は、すべて別の制度に分解されています。
👉 しかし「評価していた機能」は、すべて別の制度に分解されています。
① 経営計画:すべての起点(A)
#経営計画
評価しない以上、
「何をすればいいのか分からない」状態を絶対につくってはいけません。
「何をすればいいのか分からない」状態を絶対につくってはいけません。
そこで、経営計画をこう位置づけます。
経営計画 =
この会社で「強化したい行動」を明示する文書
-
数値目標よりも
-
行動方針・意思決定の優先順位
-
今年、どんな判断を歓迎するか
を A4一枚で言語化します。
👉 行動の“評価基準”ではなく
👉 行動の“前提条件(A)”
👉 行動の“前提条件(A)”
② 行動原理・ワークルールブック:判断軸の共有
#ワークルールブック
評価がないと、人はこう不安になります。
-
迷ったらどう判断すればいいのか
-
正解は何か
-
どこまでやればいいのか
これを解消するのが、ワークルールブックです。
ワークルールブック = 評価の代わりに渡す「判断の地図」
-
私たちは何を大切にするか
-
迷ったときの優先順位
-
期待される行動原理
👉 評価項目ではありません
👉 自律のための共通言語
👉 自律のための共通言語
③ 役割等級制度:昇格と処遇の軸
評価しない制度で、最も誤解されやすい部分です。
昇格の定義を変えます
❌ 評価点が上がる
✅ 担う役割が変わる
✅ 担う役割が変わる
-
意思決定のレベル
-
影響範囲
-
責任の質
を軸に等級を定義します。
昇格とは、
「すでにその役割の行動が再現されている」
事実の追認。
👉 評価は不要
👉 行動と役割で十分に示せる
👉 行動と役割で十分に示せる
④ パフォーマンス・フィードバック:制度の心臓部
#評価しない評価制度
評価制度を外した代わりに、
ここが制度の中心になります。
ここが制度の中心になります。
パフォーマンス・フィードバックとは、
経営計画に沿った行動が
どのように再現されているかを
言語化し、強化する対話
扱うのはこの4点だけ
-
事実(行動)
-
思考(判断軸)
-
行動の所産(習慣・能力・スタンス)
-
次に強化する行動
👉 点数なし
👉 良し悪しなし
👉 成長の再現性だけを見る
👉 良し悪しなし
👉 成長の再現性だけを見る
⑤ 賃金・賞与制度:評価の代替設計
「評価しないと給料が決められない」という誤解があります。
実際は逆です。
給与
-
役割等級 × 成長段階
-
評価点は使わない
賞与
-
会社業績原資 × 役割係数 × 貢献配分
-
行動の所産・チーム貢献を反映
👉 処遇は「評価」ではなく
👉 役割と貢献の結果
👉 役割と貢献の結果
🟦 フレーム全体の流れ(一本の線)
経営計画
↓(行動の前提)
ワークルールブック
↓(判断軸)
日常行動
↓
パフォーマンス・フィードバック
↓(強化)
行動の所産(能力・スタンス)
↓
役割拡張・昇格
↓
処遇反映
👉 評価は一切登場しません
👉 しかし、人は確実に育ち、行動は揃います
👉 しかし、人は確実に育ち、行動は揃います
🎯 一言でまとめると
**「評価しない評価制度」とは、
評価制度をなくすことではない。評価が担っていた役割を、
経営計画・役割・対話に
正しく分解し直した人事制度フレームである。**
