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「ワークルールブック」の「守りのルール」と「攻めのルール」を教えて下さい

とても重要な切り口です。**「守りのルール」と「攻めのルール」**を分けて整理できると、ワークルールブックは一気に“経営計画を動かす道具”になります。
結論から言います。
ワークルールブックとは、
会社を「守るための最低限の行動」と、
会社を「伸ばすための望ましい行動」を、
同時に言語化した“行動の設計図”です。
以下、経営計画 × A4一枚評価制の文脈で構造的に説明します。

① 「守りのルール」と「攻めのルール」の基本整理

まず全体像を押さえましょう。
区分 守りのルール 攻めのルール
目的 リスクを防ぐ・土台を守る  成果を生む・価値を高める
性格 最低限・ブレーキ 望ましい・アクセル
行動の方向 「やらない/外さない」 「やる/伸ばす」
経営計画の関係 信頼・継続性を支える 戦略・成長を実現する
評価の関係 守って当然 守った上で評価対象
👉 守りがない攻めは危険
👉 攻めがない守りは停滞
この両立が、ワークルールブックの核心です。

② 守りのルールとは何か(経営を「壊さない」行動)

守りのルールの定義

会社の信頼・安全・秩序を守るために、
「必ず守らなければならない行動基準」
就業規則ほど法的ではないが、
破ると組織が不安定になる行動が対象です。

守りのルールの具体例

① 信頼を守るルール

  • 嘘をつかない
  • ミス・トラブルは速やかに報告する
  • 約束・期限を守る(守れない場合は事前連絡)

② チームを守るルール

  • 報連相を止めない
  • 情報を抱え込まない
  • 感情的な言動をしない

③ 会社を守るルール

  • 情報管理・コンプライアンス
  • ハラスメントをしない
  • 社外に出してよい情報/ダメな情報の区別
👉 守りのルールは「評価で加点」するものではない
👉 守れていない場合にマイナスが出る領域

経営計画との関係(守り)

経営計画のどんな戦略も、
  • 信頼が壊れれば
  • 組織が荒れれば
実行以前に崩れます。
守りのルールは、
経営計画を“続けられる状態”に保つための土台です。

③ 攻めのルールとは何か(経営を「前に進める」行動)

攻めのルールの定義

経営計画で目指す方向に向かって、
「積極的に取ってほしい行動基準」
これは
A4一枚評価制度と最も強く結びつく領域です。

● 攻めのルールの具体例

① 成果を生む行動

  • 期待以上のアウトプットを目指す
  • 自分なりの工夫・改善を加える
  • 仮説を立てて行動する

② 成長につながる行動

  • 新しいやり方に挑戦する
  • フィードバックを求める
  • 学んだことを仕事に活かす

③ 経営計画に直結する行動

  • 顧客価値を高める提案をする
  • チーム全体の成果を考えて動く
  • 自律的に判断し、責任を持つ
👉 攻めのルールは「評価で強化」する領域
👉 守っているだけでは評価は上がらない

● A4一枚評価制度との関係(攻め)

A4一枚評価制度が示すのは、
「あなたに、ここまで期待しています」
という攻めの行動の方向性です。
ワークルールブックの攻めのルールは、
  • 評価項目の意味を具体化し
  • 日常行動に落とし
  • 行動を再現可能にする
**評価制度の“実践マニュアル”**になります。

④ 守りと攻めを混ぜると失敗する(重要)

よくある失敗はこれです。
  • 守りの行動を「頑張ったね」と評価する
  • 攻めの行動を「義務」として押し付ける
こうなると、
  • 評価が軽くなる
  • 挑戦が減る
  • ルールが形骸化する
👉 だから、最初から分けて書く必要がある

⑤ ワークルールブックでの正しい整理方法(実務)

書き分けの基本

  • 守りのルール →「これは必ず守ろう」「できて当たり前」
  • 攻めのルール →「ここに挑戦してほしい」「評価につながる」

構成例

  • 第1章:守りのルール(信頼・土台)
  • 第2章:攻めのルール(成長・成果)
  • 第3章:評価制度との接続(攻めがどう評価されるか)

まとめ(A4一枚的に)

ワークルールブックの本質は、「守る行動」と「伸ばす行動」を意図的に分け、経営計画を“安全に、かつ前に進める”ことにある。

一言で言うと

  • 守りのルール:
     会社を壊さないための行動
  • 攻めのルール:
     会社を強くするための行動
そして、
  • 守りは「土台」
  • 攻めは「評価・成長」
この役割分担ができたとき、 ワークルールブックは本当に“使える”ものになります。