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ワークルールブックにはどんな内容を記載すればよいですか

「ワークルールブック」は、就業規則のように“法を守るため”の文書ではなく、

社員一人ひとりが「どう働くか」「どう判断するか」を共通化するための実践書です。

そのため、内容は「制度」ではなく「行動」と「考え方」に焦点を当てます。

ワークルールブックの基本構成は、以下の構成が理想的です(A4一枚評価制度の思想にも沿っています)。

第1章:経営理念・存在意義(WHY)

  • 会社がなぜ存在するのか、社会にどんな価値を提供するのか。
  • 経営理念・ビジョン・行動指針(経営計画で作成した)を明示。
  • ルールの背景に「会社の想い」があることを伝える。

例:「お客様第一主義」ではなく「お客様の期待を超える“感動”を提供する」など。

→ ここで理念を「行動」に変換するのがワークルールブックの出発点です。

第2章:働き方の基本ルール(HOW)

  • 出勤・退勤、休暇、残業などの日常的判断を迷わないようにする。
  • 就業規則よりも“行動の原則”を具体的に。
例:「始業5分前には業務準備を完了しておく」
「遅刻しそうなときは、必ず上司とチームにチャットで共有」
ポイント:
単なるルールではなく、“なぜそのルールがあるのか”の背景を添える。
例:「準備を整えるのは、チーム全体の生産性を守るため」

第3章:コミュニケーションとチームワーク

  • 報連相、会議、フィードバックのスタンスなど、人間関係の基本原理を明文化。
  • 特に若手・中途社員の「暗黙知」を形式知に。
例:「報告は“事実・背景・次の行動案”の3点セットで」
「相手の意見を否定する前に“なぜそう思うのか”を聞く」

第4章:お客様・取引先との関わり方

  • 経営理念を社外行動に反映。
  • クレーム対応や約束の遵守など、信頼を守る姿勢を具体化。

 

例:「ミスを隠すことが最大のリスク。誠実な報告が信頼を生む」

「納期変更は必ず事前相談し、代替案をセットで提示する」

第5章:コンプライアンスと倫理観

法令順守+会社としての倫理観をわかりやすく。

「何をしてはいけないか」だけでなく「どうすれば正しいか」を明文化。

例:「SNSでの発信は“社外に出してよい情報か”を一度立ち止まって考える」
「迷ったら上司・人事に相談する勇気を持つ」

第6章:人事制度・キャリアの考え方

等級制度・評価制度の目的をシンプルに説明。

「何を評価するか」「どう成長するか」を社員目線で伝える。

 

例:「評価は人を比べるものではなく、“成長と貢献”を可視化する仕組み」

「等級は“役割責任”の大きさを示すもの」

ここはA4一枚評価制度との連携ポイントです。
「評価制度を使って人を育てる」意図を明記します。

第7章:会社の文化・風土を育てるルール

イベント、学び、1on1、表彰など、組織文化を維持するための取り組みを明文化。

“良い文化を残すためのルール”をあえて書く。

例:「感謝は“ありがとうカード”で言葉にして伝える」
「失敗を共有した人を責めない。挑戦を称賛する文化を守る」