1.「評価しない」とは、“支援する”ということ
ここでいう「評価しない」とは、 「点をつけない」「優劣をつけない」ことではありません。
むしろ、上司が部下の行動・成果を観察し、適切にフィードバックすることを目的にしています。
つまり、「判断」よりも「伴走」。 “評価する”ではなく、“伸ばすために見る”のです。
2.目的は「納得」と「成長」
従来型の評価制度が公平な評価をを目的とするのに対し、、「評価しない評価制度」は本人の納得感と成長実感を重視します。
評価のゴールは「正確な点数」ではなく、「次に何をすればよいかが明確になる」ことです。
これが「育成型評価制度」の核心です。
3.特徴
① 点数をつけず、言語化する
・「A、B、C評価」ではなく、「できたこと」「伸ばしたいこと」を文章で伝える。
・数字よりも具体的行動の記録と対話を重視。
② 定期的な対話(1ON1・月次フィードバック)
・年1回ではなく、月1回や四半期ごとに短時間の振り返りを行う。
・評価ではなく、「方向性のすり合わせ」を目的にする。
③ 行動基準(コンピテンシー)を共通言語化
・上司と部下が「何が良い行動か」を共有できるようにする。
・例:「報連相が早い」「仮説を持って動ける」など、行動レベルで明確化する。
④ フィードバックを“未来志向”にする
・過去を責めるのではなく、「次にどうすれば良くなるか」に焦点を当てる。
・「できていない点」ではなく、「どうすればできるか」を対話する。
⑤ 結果は“成長サイクル”に活かす
・人事評価の点数とは切り離し、人材育成会議やキャリア面談に接続する。
・「フィードバック → 行動 → 成果 → 振り返り」のループを継続させる。
4.スポーツなら
コーチが試合後に「お前はC評価だ」と言うのではなく、「今日はここが良かった。
次はこの動きを早めよう」と具体的な助言をする。
これが「パフォーマンス・フィードバック型の評価しない評価制度」です。
5.A4一枚評価制度
