評価しない評価制度

(経営計画×ワークルールブック×評価しない評価制度)

「評価しない評価制度」は、単なる「評価をなくす制度」ではなく、

「人を点数で管理する仕組み」から「人を成長で支援する仕組み」へ転換した制度です。


🧭 「評価しない評価制度」の5つの特徴

① 点数や序列をつけない ― “公平”より“納得”を重視

従来の評価制度では、「評価点」「A〜Cランク」などの序列がつきものでした。
しかしこの制度では、数値評価を手放し、対話による納得形成を重視します。

公平性とは「みんな同じ」ではなく、
納得性とは「自分が理解できる」こと。

 

目的は「採点」ではなく、「成長を見える化」することです。

② 「過去評価」から「未来設計」へ ― 成長の物語をつくる

一般的な評価制度は「半年で何ができたか」を点検します。
一方、「評価しない評価制度」は、未来に向けた成長対話を行います。

  • 「どんな行動を試し、何を学んだか」

  • 「次はどんな役割に挑戦するか」

 

このように、「結果」ではなく「プロセスと意図」を重視します。

③ 「上司が決める」から「本人が語る」へ ― 主体性の回復

従来の評価は上司が判断し、部下は“受ける側”でした。
「評価しない評価制度」では、本人が自分の成長を語る制度です。

自分で目標を立て、実行し、振り返る。
上司は採点者ではなく、**伴走者(コーチ)**になる。

 

これにより、社員は“評価される人”から“成長する人”へと変わります。

④ 「個人成果」より「役割発揮」 ― チーム貢献を評価軸に

この制度では、個人の点数よりも、役割の果たし方とチームへの貢献を重視します。

  • 「どんな価値を生んだか」よりも

  • 「どんな行動で周囲に影響を与えたか」

という“貢献の質”に焦点を当てます。

 

スポーツで言えば、得点よりもチームプレーの貢献を重視する発想です。

⑤ 「評価制度」から「育成制度」へ ― 経営と人づくりを結ぶ

最も大きな特徴は、制度の目的そのものを変えることです。
評価を「報酬を分けるための手段」ではなく、
「人材育成と組織成長をつなぐ仕組み」として位置づけます。

 

「制度で人を裁く」から「制度で人を育てる」へ。
評価しない制度とは、経営理念を“人づくり”に翻訳する仕組みです。

🧩 まとめ:特徴を一枚で整理

観点 従来の評価制度 評価しない評価制度
評価方法 点数・ランク付け 対話・合意形成
目的 公平な処遇 成長支援・納得形成
主体 上司が判断 本人が語り、上司が伴走
評価軸 成果・数字 役割発揮・貢献・学び
成果物 評価点・ランク 成長テーマ・次の挑戦
制度の位置づけ 処遇決定の道具 経営と育成をつなぐ装置

💬 一言でいえば

 

「評価しない評価制度」とは、
点数で人を動かす仕組みから、
対話で人が動く仕組みへ変える制度である。


パフォーマンス・レコーディングの実施

「成果」「スキル」「姿勢」につながる、具体的な「パフォーマンス」を、毎日どれくらい発揮したかを記録していきます。

  • 半期ごとに会社目標(成果目標)が設定されます。
  • 「パフォーマンス」を毎月単位で決めます。
  • 等級に応じて「必要なスキル」「望ましい姿勢」設定されます。
  • 毎日単位、パフォーマンスを発揮したかどうかを自己記録します。